静けさの輪郭の家
| 場所 |
北葛城郡広陵町大字 |
| 坪数 |
40.44坪 |
| 延床面積 |
46.37㎡ |
| 敷地面積 |
133.71㎡ |
| 構造 |
4LDK |
広さを語るより、気配を感じる住まい。
素材の手ざわりと光の揺らぎが、日々のリズムにそっと寄り添う。
静けさも、温もりも、余白も、すこしずつ染み込んでいくような空間。
“ちょうどいい”の先にある、心地よさのかたちを探しました。
外観
重厚な石肌が静かに佇み、街並みに溶け込むようでいて確かな存在感を放つ。 前面に張り出した木調のアクセントが、陰影と奥行きを生み、構えに緊張感を与える。 飾りすぎず、削ぎすぎず、素材の力で輪郭を描いた外観。
LDK
16帖の空間に、天井と壁を包むクロスが柔らかな陰影を生み、静けさと広がりを両立させる。 床材の硬質な質感が空間の輪郭を引き締め、暮らしの重心を静かに支える。 大開口のサッシが光を受け止め、素材の表情を時間とともに変化させる。
和室
LDKと引込戸で緩やかにつながる三帖の和室は、空間に静けさと余白を添える存在。 アイボリーの枠とメープルの色味が、光を柔らかく受け止め、素材の温度を整える。 小さな間ながら、暮らしの中に呼吸のような間を生む場所。
キッチン
木調の扉が空間に柔らかな温度を添え、キッチンに静かな存在感をもたらす。 上部に並ぶペンダントライトが、陰影を落としながら作業の手元をやさしく照らす。 暮らしの動線に寄り添いながら、素材と光が空間の輪郭を描く。
カップボード
キッチン背面に据えられたカップボードは、木調の穏やかな表情が空間に落ち着きを添える。 奥行きと高さを抑えたプロポーションが、主張しすぎず、暮らしの背景として静かに機能する。 収納としての実用性と、空間構成の一部としての美しさが、自然に両立している。
洗面脱衣室
木調の洗面台が空間に穏やかな温度を添え、日々の所作に静けさをもたらす。 クロスの柔らかな表情が、光を受け止めながら空間全体をやさしく包み込む。 機能に寄りすぎず、暮らしのリズムに寄り添う、控えめで整った場所。
浴室
TOTOの「サザナ HT Sシリーズ」は、やわらかな床感触が特徴の“ほっカラリ床”をはじめ、断熱性・清掃性・安全性に優れた機能が充実したユニットバス。シンプルで洗練されたデザインは、空間に広がりと落ち着きをもたらし、家族みんなが心地よく使える快適な浴室を実現します。毎日使う場所だからこそ、使いやすさと美しさを両立した、暮らしに寄り添うバスルームです。
トイレ
TOTO ZJ1のすっきりとしたフォルムが、限られた空間に静けさと清潔感をもたらす。 フチなし形状とセフィオンテクトの陶器が、手入れの手間を減らし、日常に余白を生む。 機能を絞り込んだ設計が、空間の美しさと使いやすさを静かに両立させている。
バルコニー
屋根付きのテラスが、天候に左右されない外とのつながりをつくり、暮らしにもうひとつの居場所を添える。 朝の光を受けながらコーヒーを淹れ、雨の日には静かな読書の時間が流れる。 内でも外でもないその場所が、日々のリズムにゆるやかな変化をもたらす。
2階洋室
ベースの穏やかな色味が空間に静けさをもたらし、眠りのための輪郭を整える。 淡いイエローのアクセントが、光をやさしく受け止め、空間に温度と柔らかさを添える。 6帖という程よい広さが、閉じすぎず開きすぎず、心地よい距離感を生む。
収納
収納は、空間の静けさを損なうことなく、自然に馴染む設え。 必要なものをすっきりと収め、暮らしの輪郭を整える役割を果たす。